ペンホルダーのショートのグリップ
押す動きがしやすい親指で
ペンホルダーは、シェークハンドと違って押す動きが出来る戦型です。
押す動きに適した親指の形は指の腹が前を向く動きです。
ラケットのブレードを前から親指で押さえてしまうと爪が前を向いてしまいます。
爪が前を向いてもショートは出来ますが、出来れば「押す指の形」で打てるようになった方が良いです。
押す動きと引く動きの概念的な違いはコチラから↓
シェークが押す動きではないという理由を書いている記事はコチラ↓
●ブレードの裏面を押すのが理想的
押す動作において、ブレードの前面を押さえるよりもブレードの裏面から親指で押した方が力が入りやすいでしょう。
その場合、親指の第一関節がブレードの裏面のフチに当たるようなグリップが理想的です。
親指の付け根までグリップに入っているようなグリップも間違いではありませんが、第一関節をブレードの裏面に付ける方が自由度が高く押しやすいでしょう。
中指だけで抑える
グリップの裏面は中指だけで押さえるようにしましょう。
中指薬指小指の指先を全てつけてしまうと面を被せにくいため、中指に添える形でラケットにはつけない方ようにしましょう。
また、中指薬指小指の三本指の背がラケットに付く持ち方にならないように気をつけましょう。
指の背がラケットについてしまうとフォアとの切り替えしの際に素早いグリップチェンジが出来ません。
人差し指はグリップ方向に押さえる
人差し指は、グリップをグリップ方向に押さえるように持ちましょう。
ラバーにまで人差し指がかかってしまい、ブレードを押さえるような握り方になると後ろの三本指(中指薬指小指)の背がついてしまいやすくなります。
ラバーに人差し指をかけても中指一本で裏面を押さえることができるなら良いですが、後ろの三本指の背がつかないように気をつけましょう。
グリップは技術
グリップは持ち方ひとつですぐに修正出来ると思う人も多いですが、ペンのグリップは持ち方を教えてもらっただけでは中々そのように持てないグリップが多くあります。
今回のように親指の腹を前に向けて持つ持ち方も、初めての方には持てないでしょう。
意識しながら練習を重ねる中で徐々に体得できるグリップも多くあり、それはもはや技術と言っても良いでしょう。
技術は一日では身につきません。それと同様に良いグリップもすぐには身につかないと思ってください。
難しいグリップを1つ紹介すると、ペンのドライブのグリップでこのようなグリップがあります。
親指の爪が完全にグリップ側を向き、親指の第一関節から第二関節がコルクに密着するような形です。
親指で面を被せようと長年ドライブを打っているとこういう形になってきます。
もちろん上級者でもこのような形にならない方もいますが、握ろうとしてもすぐには握れないグリップの一例として紹介しました。
一朝一夕に身につかないのが良いグリップですが、卓球はグリップが一番大切です。
ペンの弱点でもあるショートのグリップを良くしていくことで、レベルアップを目指しましょう。
ペンのグリップ記事はこちらも参考にして下さい↓