腰が右側に逃げる癖を直す練習

腰が横に動く人は手(肩)だけで打てるようになろう

初心者に多い悪癖の1つに、スイングと逆方向に腰が動く癖があります。

「体が折れる」や「腰が逃げる」という表現をすることもあります。

これは肩が動いていない、使えていないことと、そもそもスイングする筋力が足りない時によく起こる悪癖です。

この悪癖を回避するには

POINT❶椅子に座ってフォアハンドを打つ練習

❷台にフリーハンドを置いて打つ練習

を推奨しています。

これによって体の動きを抑え、まずは肩を使って腕だけで打つ事で、正しい腕の動かし方を覚えましょう。

 

●最初から全身を使わなくてもいい

初心者によくあるのですが、一生懸命全身を使って打とうとすると返って悪い癖がつくことがあります。

まずは体を止めて肩だけでフォア打ちをし、肩がある程度使えるようになってから腰を少しずつ入れ、最後は足も動かしていく、というように

一つずつ正解を積み重ねて直線的で綺麗なスイングを体得する方が効率的に上達すると考えます。

↓メインメニューの基本打法の項にも同じようなことを書いているのでこちらも参考にして下さい。
フォアハンドロング – 卓球指導論 (table-tennis.love)

 

●一つ一つ正解を積み重ねよう

動きを体得するアプローチとして一般的に二つの方向性があります

POINT❶無駄も含め大きく型取って、そこから無駄を削り出し、正解へ近づく

❷無駄を避け正しいものだけを1つずつ積み重ね、正解へ近づく

フットワークなど足の動きを覚える時は、❶のように無駄も含めとりあえず動いてみてから修正する方法が良いと思いますが

スイングを覚える際は、❷のように関節1つ1つを順を追って使うことが良いと考えます。

最終的には全身をしっかり使った打球へ辿りつくのですが、スイングに関しては無駄を避けて覚えましょう。

「正しく使えるなら使った方がいいが、間違っていて邪魔するくらいなら使わない方が良い」という考え方です。