カットのオーバーミスを減らす

カットマンの方が強いドライブを打たれてオーバーミスをする際に、ドライブを抑え込もうとして

オーバーするからもっと下に振らないと」と一生懸命下に振るのですが、なかなかオーバーミスは減りません。

その場合は以下のように考えてみてください。

 

基本的にオーバーミスは「深すぎる」からオーバーします。「浅く」打てばオーバーはしません。

下にスイングするという行為は「深浅」を調整するためのものではなく、「高低」を調整するための行為です。

従って、下に振るだけでは低くなるだけで、結局低いオーバーミスをします。

また、下に振るとラケットに垂直気味に当たるためライナー調の、球足の速いカットになってしまいます。

カットは「糸を引くような」という表現がよくつかわれますが、その通り、打った後からボールが「ねば~っと」ゆっくり飛んでくるようなカットが理想です。

①のようにミスをしてしまうから下に振ったとしても、②のようなミスになります。

更に下に振ると③のようなミスになり、ネットに突き刺さるだけです。

まずは高くても低くても良いですが、④のように浅く返せなければいけません。

最初から低くするのは難しいので、まずは高くていいので浅いカットを目指します。

 

そのためには

「ボールの後ろを取って下に振る」のではなく

「ボールの底を前に薄く当てて振る」ことが正解となります。

当然、真っすぐ飛んでくるボールに対して下を取る方が難しいので、練習が必要です。

はじめは薄く当てるのが難しいので高く浅いカットになると思いますが

修練を積むことで、薄く当てて低く浅いカットが引けるようになります。

薄く下を捉えるためには

1、膝を十分曲げる

2、体(顔)を90度近く傾ける

3、ボールの下に潜り込むように打つ

ことなどが大切です。

ラケットだけを上向きにしてもうまく振れませんので、下の画像のように体ごと倒さなければいけません。

相手の速いボールに対して、こちらも速く体勢を作る必要がありますので、言うは易く行うは難しです。練習しましょう。

 

また、粒高が速いボールに対して有利なのは、粒が高い分当てる厚さが安定しない場合でも粒の高さがボールを搦めとってくれる点です。

裏なら①のように当てなければいけませんが、粒なら②でも③でもとりあえずはOKです。②の方がより切れたカットになります。

粒の高さの分が閾値となり、当てる厚さが狂っても大丈夫だということで、カットマンの多くが粒高を使います。

粒高は「回転が反転する」くらいにしか思っていない方が多いと思いますが、カットマンにとっては以上のような利点があります。

ですから男子は大半がバックは粒高です。女子は男子ほど球が速くありませんので、粒もいますが表や裏も男子より多くいます。

「面を倒しても粒が捉えてくれる」というイメージで頑張って面を倒してみましょう。

 

オーバーするから下に振る」のではなく

オーバーするから底をすくって浅い球を出す

という発想にぜひ一度変えて練習してみてください。

 

 

同様のことがブロックにも言えますので、こちらも併せてご覧ください。

ブロックの感覚を掴む練習